花粉症の原因について      
         
   春が近づくと、悩む人が多くなる、やっかいな花粉症。皆さん、杉など    
  の花粉が原因と考えているようですが、僕は違う見方をしています。    
   仕事柄、地方(田舎)へ行くことが多いのですが、春の時期には花粉が    
  空気中を舞っているような所では実は意外と花粉症患者は多くはない。こ    
  こは患者が大勢いる都会よりたぶん5,6倍の花粉量であるなあと思われるの    
  に−です。発症は個人差があるとはいえ、杉などの花粉が原因とするなら    
  ばこの実態からするとあまりにも不自然ではないでしょうか。花粉はキッ    
  カケに過ぎず原因は他にある−というのが僕の見解です。      
   昔は花粉症などありませんでした。いや、あったかもしれないけど患者    
  が少なすぎてかなりマイナーな病気だったのかもしれません。もし花粉が    
  原因ならば木を切る地域(林業が盛んな地域)で林作業者、伐採作業者を    
  中心に昭和30年ごろからかなりの患者が出ていたはずです。そしてそれは    
  「春の話題」としてテレビ、新聞等ですこしは取り上げられていたことで    
  しょう。      
   花粉症の原因はズバリ化学物質だと思うのです。大気汚染、食品添加物    
  などが隠れた真の原因だとにらんでいます。シックハウス症候群−皆さん    
  知っているかと思うのですが、家の壁紙の裏に塗られている接着剤や塗料、    
  合板材から発生する化学物質に過剰に反応し、皮膚病やひどいかゆみを発    
  症し、その家に住んでいられなくなるというやっかいな病です。この病気    
  がひどい人はたとえ田舎に引っ越してもそこでもわずかな大気汚染物質が    
  あるとこれにも反応してしまい、さらに奥の人里離れた山の中へ引っ越し    
  し直すというような大変な作業を続けています。普通の人には特に問題の    
  ないわずかな化学物質にも過剰に反応し、体が耐えられなくなる−これは    
  何かに似ています。      
   思い出すのは赤ん坊のころから虐待を受けて育った子供の話です。一緒    
  に住んでいた親とはもはや住んでいられなくなり児童養護施設に引き取ら    
  れてくるのですが、入所した最初のうちは施設の職員が近づこうものなら、    
  攻撃的な態度となり、時には職員へ暴力をふるうこともあるそうです。過    
  剰反応ですね。施設の職員は世話のために近づいただけなのに、子供はま    
  たひどく虐待されると思ってしまうわけです。つまりこのような子供達は    
  「心がひどく傷ついた状態」なわけです。花粉症やシックハウス症候群も    
  同じことが言えるのではないでしょうか。知らないうちに体が化学物質に    
  ひどくいためつけられてしまっているので無害な花粉やわずかな化学物質    
  にも過剰に反応してしまう−といったような。鼻水、くしゃみ、涙目はま    
  さに花粉を早く体外に出してしまおうとする体の過剰反応ではないでしょ    
  うか。      
   僕も過去には花粉症気味でしたが、食品添加物系はなるべく取らないよ    
  うにしたせいか現在ではくしゃみが多い症状だけ残し、後はなくなったも    
  ようです。      
 
 
  <<ホームページへ>>  
inserted by FC2 system