骨痛との長い戦い
僕は高校時代の土方の事故が原因で背骨の上から５番めの突起が右へ倒れてしまいました。（これも後で分かったことですが）。当時はあちこちの医者へ行ったのですが、どこでも「何でもない」と診断されました。
その後痛みは収まり、２０年後−ある時、家事で重たい石を持ち上げました。そのとたん背骨の例の場所が変な感覚になったのです。背骨がつったような状態？これはなんだかおかしい。いままで１度も感じなかった感覚でした。
−ある病院ではＭＲＴ,ＣＴスキャンまでかけて細かく診てもらったのですが結果は「異常なし」。でも痛い。いつも人差し指でその突起部分を軽く押されているような感覚でした。同じ姿勢,例えばずっと立っているとか,ずっと腰掛けているとかするとその部分の痛みがだんだんひどくなってついには横になってしまう,というほどでした。で、あるとき「ここの整体は腕がいいよ」と人に言われ、そこへ行ってみました。その整体師さんは、１度触診すると「ああひどいね」と言いました。「え、どうなってるんですか？」と聞くと、「突起が右へ倒れてるんだよ」とのことでした。いままでどんな医者へ行っても「何でもない」「異常なし」だったのに−でも自分の感覚と一致する。この整体師さんは医者よりも腕がいいのでは−という考えが頭をよぎりました。
−それから３年かけて右へ倒れている突起を元へ戻す調整が始まりました。何しろ長いこと「右へ倒れて」状態だったので元へ戻しても何かの拍子にまた倒れてしまう−の繰り返しでした。で、三年調整を続けた結果、現在やっと９割方回復した感じになりました。
医者に行っても直らない。でもどうしても痛みを取りたい−いい治療院を探している−そうゆう人は少なからずいるようで、その整体院はいつも予約で満杯です。調整費は３０分５０００円です（実際は２０分）。「たか−い！」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。でもぎっくり腰などをやった人はよ−くわかると思うのですが２４時間四六時中いつも痛いわけです。慢性の人はこれがずっと死ぬまで続くわけです。こりゃあねぇ我慢できませんよ。金が惜しいなんて気持ちはすっとんでしまいます。（１度でもなった人はわかりますよね。）
で、いろんな医者へ行ってわかったことなんですが、ある程度以上の骨痛は西洋医系で直せる病院はほんのごくわずからしいんです。大部分の医者の治療というのは−湿布、引き延ばし器。そして決まり文句−「しばらく様子を見ましょう」。−結局直せないんです。で、じゃあ全く誰も直せないのかというとそうでもなく住宅街中の小さな整体治療院に腕のいい整体師がいて、正しい診断をして、正しい調整をして直してしまうわけです（もちろんすべての骨痛が直せるわけではありません）。
でも僕はこのケガを通して知りました。「免許のある医者よりも格段に腕のいい民間の治療院がある」−という事実です。
いい仕事がなくて困っている方、骨痛治療を勉強、研究してみてはいかがですか？
腕のいい整体師さんは今現在とても貴重な存在です。切実に求められています。どうしたら直るのか、途方にくれている患者さんは高齢者を中心にかなりいます。なので料金を値切られることもありません（むしろつり上がり気味）。たとえば先に紹介した整体師さんはベンツに乗っています。毎月１日（ついたち）９時から次月の予約開始ですが、今月は２月１日１１時に電話したんですが、なんと−「ごめんなさい、次月全て予約で一杯です」と断られてしまいました（実は９時、９時半頃掛けたんですが話し中で全然通じなくて）。
この不況下にこんな盛況な商売もあるんだなあと本当にびっくりしています。（今は９割方直っているからこんなのんきなことが言える）。そんなですから、この治療院は患者を選んでいます。気に入った人はその場で次の予約を入れてくれます。気に入られない人は毎月１日９時に電話しなければなりません（でも通じません）。２０分で５０００円出すと言っているのに「いりません。」と言われている感じです。
ただし、ただしです。儲かるのは「腕の立つ治療院」です。腕のない治療院は建物費さえ償却できずにつぶれています。患者さんは常連さんが多いのと「口コミ」で次の患者さんが来る場合が多いからです。（宣伝だけ上手な治療院には皆さん懲りてますので。）
腕のいい治療院が増えてほしい−これは骨痛に悩む多くの人のほんとに切なる願いです。
これは５年ほど前の話です。２００６年現在、背骨痛は９５％直っています。しかし無理をするとぶり返すと困るのでテニスなどは特にハードコートでは無理して走らないことに決めました。（ぶり返すともう直せる治療院がない）−実質予約が取れませんからね。
いい動画がありました。実際に「お試し」ください。（↓文字をクリック）
※ くれぐれも、「やりすぎは逆効果」 ですよ。